Tokyo 2020年4月6日(月)
         

 クラウディオ・アバド指揮 JSバッハ作曲 ブランデンブルグ協奏曲第二番
 Orchestra Mozart della R Accademica Filarmonica(モーツアルト・アカデミック・フィルハーモニー管弦楽団)

   https://www.youtube.com/watch?v=aDB5Bi18iW8

  COVID-19のため、外出もままならないので、部屋ですごす時間、普段ほとんどとれなくなった音楽鑑賞の時間となってい ます。
  バッハのブランデンブルグ協奏曲は、中学の頃、ラジオのFMで聞いたカールリヒター指揮のミュンヘン管弦楽団にインパクトを 受けていたため、リヒター以外の演奏を最後まで何度も聴くなどということはこれまであまりなかったのです。
 リヒター至上主義・・みたいな(笑)。
 リヒター指揮によるトランペットを主旋律においた楽曲で、トランペット奏者の技量の違いがこれほど明確になる曲もまた珍しいと考 えます。
 今回、yutube の動画のなかから、クラウディオ・アバド指揮によるイタリアの管弦楽団の演奏を聴く機会を得たのですが、いやはや、「リヒター礼賛」を通してきたこれまで を塗り替えなければならない名演奏でした。
 トランペットは、レイホルド・フィリードリッヒ。言わずもがなのトランペットの難曲。ミスなしで演奏することも困難。しかし、 レイポルドさんは、非常に楽しそうに演奏している映像が印象的でした。わたしはトランペットに集中しながら、ひとつ、気がついた のは、やはり弦楽器の役割がものすごく大きな位置をしめているところでした。
 弦楽部は、リコーダーやトランペットの引き立て役であるには違いありません。引き立て役としての弦楽演奏の質が高くなければ、 ソロ担当の演奏者が引き立てられないのだと考えます。
 演劇やドラマや映画の世界でも、脇役というのはものすごく大切。音楽のとりわけ、オーケストラやジャズでいうビッグ・バンドの 場合、たとえば一人でも「これだけたくさんいるのだから、ひとりくらい手抜きしてもわかりはしない」などという音がひとつでも混 じっているだけ で、全体の音が劣化するに違いないのでしょう。主役ではないが、脇役の音のひとつひとつがしっかりしていることにより、全体が引 き締まり、ソロ担当の演奏が光るのです。
 だから、ソリストひとりの仕事ではなく、実際に演奏した人たち「全員の音楽だ」と全員が感じていると思います。ソリストたち も、たしかに目立つ役割であるとしても、ソリストが目立ちたがりを誇示するのではなく、「脇役」の大切さをどれくらい自覚して演 奏して いるか、その成果は全体の演奏への拍手としてあらわれているのだと感じました。
 COVID-19の災難にまるで第三次世界大戦の禍中にあるようなイタリアです。
 コロナ収束した暁に、この国の音楽芸術が、イタリア国民ばかりでなく全世界にむけて、励ましと希望の音楽を届けるようになるに 違いないと期待します。
 
 音楽を聴くのが“趣味”といえるほどではありませんが、実はクラシック以外のジャズやポップス音楽にも浸ることがあります。
 今、YouTubeで少しはまっているのは、竹内まりやさんの古い曲。わたしが高校生だった頃、何気なく流行っていた歌あたり をピックアップして、何度か聴いています。楽曲としてとても良い曲が多いですね。
 歌詞は、“女心”を題材にしたものがほとんどで、竹内さんがもともともっておられる純情さとか、率直な内面性とかがストレートに表現 されている曲が多いと思います。ドリーム・オブ・ユー。セプテンバー、ホワイトブレンド。カムフラージュ。ステーション。少し昔 にヒットしていましたね。 

  それと、木村カエラさんの「バタフライ」。少し前のヒット。ネットでは、ギター、フルート(合奏)、アカペラのアレンジが試みられていて、ギターアレン ジ、フルートアレンジもまた素晴らしかったです。
 AKBの荒んだ音楽が席巻するすこし前、カエラさんがご自分の
友人の結婚式に手(た)向けてつくられた曲だそうで。わたしが言うのもなんです が、なかなかの名曲。友人の結婚に際して、心からの祝いに満ちています。