Tokyo 12月5日(木)
         
     
尊敬すべき日本人の死を悼む

 
ペシャワール会の中村哲医師が、銃殺されたとの報を受け心痛みました。
 中村哲氏はキリスト者。
 土木技師であり、パナマ運河の建設にもかかわった日本人である青山士(あおやまあきら)氏、そして、ヤマト宅急便の創設者であった 小倉昌男(おぐらまさお)氏とともに、
わたしにとっては、尊敬すべき日本人キリスト者の一人でした。
 
 中村さんは医師としての活動の他、用水路の建設事業にもかかわり、砂漠のひろがるアフガニスタンの地を、緑豊かな農地にかえるため の事業に深くかかわっておられたことで知られています。
 医師として、水さえあれば、さまざまな病気と難民問題の解決の糸口がつかめると考え、灌漑事業を発案し、実行しました。

 仕事に関していっさいの妥協をしなかっ たことが尊敬すべきところ。しかし、自身の明確な信仰者としての態度とともに、隣人愛の態度が常に具体的であったところがすばら しい。
 異なる思想信条をもつ人々にたいして、最大限に尊重を保ちつつ、たとえ異なる思想や信仰をもつ隣人にたいしても、隣人愛の業を 示し続けた方です。
 常に、「隣人のための最大限の利益になるために、自分ができる行いは何か」というところをめざしておられました。
 そして、憲法第9条は日本が世界に誇るべき宝であると表明しておられました。