Tokyo 9月29日(日)
         
     
  
「新聞記事」は「事実」でないのか


 新聞を熱心に読んでいる人がおられたとしても、新聞そのものが“事実を伝えている”という思い込みから解放されなければ、真実が伝 わらないと思います。新聞全体が、いわゆる広告収入で維持されている以上、それは企業等の宣伝媒体でしかないのであり、企業の問題点 を批判したり、企業と結びつきの強いメディアや、企業と持ちつ持たれつの関係にある政権などへの批判をしないのがあたりまえといえば あたりまえ。そのあたり、山本さんのどの演説にも、新聞とのあるべきスタンスがなんなのか読み取れるでしょう。
 記事にするのは記者の仕事と思われているかもしれませんが、もっとも力があるのは編集者。つまり、記者は事実を伝えようと誠実に取 材をしたとしても、担当デスクの指示により、カットされたり、表現を変えさせられたりするのであり、活字になった記事がインタビュー で語った記事と似てもにつかないものに仕上がっていたというのは、わたしも経験させられています。

 ホームスクーリングについて、「東京新聞」や「ジャパンタイムス」から取材を受け、別の日にそれぞれ2時間ほど、報道によってホームスクーリングについて広く周知されようになるのを楽しみにしていたのですが、出来上がった記事は、わたしが語っていなかったことであったばかりでなく、真反対のことだった のでした。
 東京新聞やジャパンタイムの全部がそうだとは思いません。東京新聞などは、原発事故がおこる前から原発問題を2面にわたり特集して いたり、優れた新聞だと今も思います。わたしは、埼玉県の志木市が、「ホームスクーリングを受け入れた」という情報を受けたインタ ビューついて、「元教頭や元校長が、定期的に家庭訪問することは、オリジナルの意味のホームスクーリングではない」と語ったのです が、記事となっていたのは、「日本でもホームスクーリングが認めらえる時代となり喜んでいる」でした。いやはや、事実とは違うことを 「嘘」というのなら明らかな嘘、しかし、真実を伝えているかのような受け止め方をされているところは、嘘よりさらにたちの悪い情操操作です。新聞に掲載された記事は、わたしの伝えたことではないというところも然り、「日本的な変質」どころではなく、官 僚が作り出した「ホームスクーリング」など、とうてい受け入れられる代物ではなかったのです。
 ジャパンタイムスは、非常に誠実そうな女性記者でした。米国由来のことや、日本でも草の根運動としてはじまっていたところでしたの で、そのあたりを知っている限り紹介したつもりでしたが、出来上がった記事は、「障碍をもつ子どもたちへの特殊教育」となっていまし た。(クリス・クリッカ弁護士も、著書に「障碍をもつ子どもたちへのホームスクーリング」という章を設けて論じていて、ご自分も ALS患者であることをふまえ、障碍児教育においてホームスクーリングのもつ可能性を論じておられました。)問題は、教育全体をみわ たしたうえの改革案としてではなく、「ホームスクーリングをめざすのは、あくまで特殊な親」つまり、言い方は異なるとしても「子どもに特別な支援が必要な親がホームスクーリン グに関心をもつ」と言っているのと同じでした。英語圏の方が、ジャパンタイムスを読んだ場合、母国におけるホームスクーリングの実 態をご存じならなおさら、日本のメディアの特殊性に気付いたに違いないと思わされました。
 このあたりは、本ブログにおいても、書いたことはあります。

 今、新聞記事が現アベ政権によるテロリズムによって乗っ取られ、ますます真実を報道しにくくなっていると思われます。
 新聞を読むというのは、書かれた記事から、いかに真実を読み解くのかという高度なリテラシーが必要であり、新聞を読むことはせいぜ い洗脳に晒されるのだという自覚をもたなければならないでしょう。

 おそらくオリンピックが終わった直後くらいに、被曝や放射能汚染による健康被害について、せきを切ったように報道されるようになる と断定できます。
 しかし、2020年、祭りの後に、すべての人が今何がおこっていたか知ったときは、“幕のむこうの阿鼻叫喚”そのものがかなり進行 し、取り返しのつかないレベルになっているだろうと推察されます。テロリストたちの野望は日本滅亡です。掛け値なく、日本民族の根絶 をねらっているといえるのではないのでしょうか。

 放射能汚染の事実を隠ぺいし、健康被害が何もおこっていないように報道させているのですから、安倍首相は、それだけでも「内乱準備 罪」に相当し、ものすごくたくさんの国民の死期を早めていることになるのです。
 その罪の重さはすでに計り知れません。 
 
  NHKについては、このページでも数度書いていきましたが、ただの“劣化”の域を超えて、すでに政府の嘘情報に傾いている段階で、山本さんを「党首討論」 に招かないのだとしたら、そのあたりが、きれいな表向きの裏の「ゾンビ」みたいな本質が見えてきたしるしとなるでしょう。海外から賞 をもらっただの自画自賛のニュースを垂れがなし、あとは、安倍忖度のスポーツ。
 “スポーツにハートを燃やせ、災害がなんだ。そんなのは吹き飛ばしてしまえ”みたいな。
 大多数の国民は、今般の消費税増税沙汰でテンヤワンヤであり、オリンピックよりの報道加熱などに乗るほど、暇で愚かな人はそんなに おおくはないと思いますよ。