Tokyo 8月3日(土)
         
 
障碍者を見る目   
 
 舩後さん木村さんが国会議員になったことにより、人の考え方を映し出す「鏡」のよう な存在が、これまで日本社会には表向きにはみられなかった「判断基準」が公のものになったという“事件”でした。
 「舩後さん木村さんが国会議員になった」ことをどう思いますかと尋ねてみるだけで、隠れていたその人の心の内側まで露わにされてし まうのでした。これまで、どれだけ障碍者を社会の見えるところから“隠して”きたか。ハンディをもつことを“恥”であるかようにみな してきたか。これだけでも、「革命的」なのでした。 

 慶応大学名誉教授の小林節さんが「週刊ゲンダイ」に掲載しておられる文章が非常にすばらしい!!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259786

とくに、以下の箇所は、国会議員が、国民の代表としてどのように憲法上の立場にあるのか明確に示されているところであり、“わが意を 得たり”でした。

 議員としての活動は、「生活費を稼ぐ個人的な経済活動」などではない。それは、全国民の幸福を増進するために国家権力が公正 に行使されることを監視する「全国民の代表」(憲法43条)としての公務である。だから、歳費の本質は、本来の「稼ぐ」時間を 失ったことの損失補償であり「稼ぎ」ではない。

 裏を返せば、国会議員の仕事を、「高給取りに就職できた」とうそぶく輩があまりにも多いのであり、国民の本来の立場などから遊離す るばかりで、かの“ほたか”さんばかりでなく、議員が“特権階級”であると増長しているものが、与党野党とわず数多いという現実を炙 り出しているのでした。
 
 障碍をもつ議員が、あたりまえに議員活動できるように、インフラや制度を変えるなど、これまでいっさいできなかったところです。そ れをまだ国会が始まらないにもかかわらず、実現させてしまったということは、これからの日本に生きる障碍者たちにとって、どれだけ大 きな力となっていることでしょう。