Tokyo 7月22日(月)
         
見えるところにではなく
 

 
 これで、選挙がらみのコンテンツは、しばらくお預けとしたいのですが、最後に一言で す。
 
  例えば、わたしは、数年前の、冬期に、道面が氷で覆われたので、緊急の路面工事を依頼されたことがあります。
 道が氷で覆われ、歩くのが危険になったため、人が歩けるようにするため、張り付いた氷面を撤去する工事でした。
 道路がどんな形状なのかにもよりますが、凍った表面を上からたたいて砕こうとすると、ものすごくたいへんだった経験があります。叩 くだけでは、上面がわずかに削れるだけで、大きな氷の塊が道の上に張り付いたまま残ってしまい、でこぼこができて、かえって歩くのに 危険になったりします。
 このような場合、上面を削ったりたたいたりしないで、氷と道路の隙間に少しづつ角型スコップを入れて、わずかな隙間をつくり、それ をひろげていって、徐々にスコップを奥に差し込みながら、テコの原理でスコップ引き下げてみると、氷が塊となってはがれるのです。
 実は、下から持ち上げるほうが、上からたたいて細かくするより、はるかに大きな塊を一気に取り去ることができたという経緯をしまし た。

 かえって理解しにくくなったかも。いったい何を言いたいか。
 「れいわ」は、見た目に大きな成果にみえなくても、政権の全部を根底から引きはがすために、、日本人の心の叫びのような一番ディー プなところにテコ入れができていると確信しています。本物の民主的な政治力を見せてくれたのです。
 これからも、“なけなしのお金”の支援金は続くのでしょうけれど、ここまできたら、あとは資産家も躊躇なく参加できるでしょうね。
 
 金をいくら貯めても、あの世には一円ももっていけない。
 そうだとしたら、今眠っているお金を最大限「隣人愛」のために使うべきではありませんか。お金を有効に生かす場はたくさんあります が、「れいわ」が醸し出す政治は、最少の力で最大の効果を生み出し、最大限に隣人愛の力を増幅できる場だと知らせてくれるでしょう。
 ここまできたら、5億なんてこといわないで、5百億超るくらい集めて庶民の力を見せつけてやりたい。
 利権の巣であるような自公民政権などふっとばしてしまえ!!
 ほんとうの政治は、金の力ではなく、偽物でない「小さな声を聴く力」を体現した愛なのだと知らせよ!

 ただの演技ではなく、演説をきいていた人たちは、その場におられた方も、わたしみたいにネットでみていたとしても、心から賛同して いたと思います。
 日本人として、選挙そのものに希望の光を取り戻してくれたのです。
 結果をみると、選挙そのものがハイジャックされているようにみえて、道は遠いと感じます。
 けれども、山本さんがはじめた「れいわ」が、日本人にとって最も必要なところに届いていて、たくさんの人の心が動かされているとい うのは動かしようもない事実であり、人を騙して出し抜いたり、金で買収したり、いかにもその場しのぎのようなやり方ではなく、心の本 質に届くのが最も大切で、これまで届いていなかったところに届いているのだとしたら、たしかに山本さんが落選したのは痛いですが、参 議院選挙で、たとえば全部うまくいくより、もしかしたら、「政権をリアルに獲得」するための、天の配剤だったのではないかとさえ思い ます。
 奥歯にものがはさまったような言い方で恐縮ですが、自公民連立政権である安倍政権の最も深いところにたいして、「れいわ運動」は、 見えない亀裂を入れることができたと確信しています。「れいわ」に野原さんが登場したことにより、これから先、公明党を一枚岩の盤石 な勢力とみる必要はなくなったのです。
 一見岩盤のようにみえ、結束が固ければ固いとみえるほど、そこにひと筋の亀裂が入たら、倒壊するまでの時間はあまりかからないの です。いえ、まだまだこれから先、たくさんの“おもしろい”展開が待っていることでしょう。わたしの場合も、丸森で体罰を受け、夜逃 げするように出てきた人たちの悲痛な声を聴くところからはじまったのであり、わたしからみると年商三十億の企業。太刀打ちできるとは 思いませんでした。けれども、一番大切なのは、ただひとつ。「小さな声」を聴いて、その声を受け止める愛ではないかと思いました。そ の愛があれば、「愛は多くの罪を覆う」のだとわたしは信じているのです。