Tokyo 1月11日(金)
         
  2020年の東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑でフランス捜査当局が日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長を容疑者とする捜査開始を決定したと報じ た」とされます。“お金がからむところなら、どうせみんな同じことをやっている”というだとかの貧しい感想をもっている日本人が多数いる反面で、公正さを 擬そうして、金の力でオリンピック誘致を引き寄せたということが明るみに出されるのは良いことだと考えて安堵しておられる方も決して少なくないのです。何 でも金次第という考え方が広く蔓延してしまうことが、どれだけ子孫のために悪影響を与えることでしょうか。

 いえ、ここまで動き出しているオリンピックを完全に中止というのは現実には不可能なのかもしれません。
 けれども、「真実」が明るみに晒され、今日本がどのような状況におかれているか広く認知されるようになるという意味では、どのような捜査になるのか、捜 査結果はどうなるのかもさることながら、日本政府の意を体していると推察される検察当局が「ゴーン疑惑」を引っ張れるだけ無理筋でも引っ張って、むりやり 拘留を解かないのだとしたら、それに対抗するかのように、たとえ、「目には目」みたないな対応がみえていたとしても、日本政府も巻きこんで実施されている オリンピック誘致が、どれほど“悪辣な手法”に染められているかあかるみにだされるのは好ましいのだとわたしは思います。
 わたしは、今の日本にとって、そして日本民族の将来にとっても、オリンピックは有益な結果をもたらさないし将来に良いものを残すことはないと確信してい ます。
 もし、実現できるものなら、今からでもおそくなから「オリンピック開催から名誉ある撤退」をすべきであり、それにより国際社会のなかで名誉回 復されると同時に、100倍の貢献が生み出されると考えます。フクシマ原発事故の事後効果は、オリンピックに浮かれていることができるほど楽観的ではない からです。