Tokyo 12月21日(金)
         

 東京地裁がゴーンさん拘留を認めないと判断したにもかかわらず、検察が「再逮捕」。
 結局、保釈されなかったとのこと。
 籠池さん夫妻の不当な長期拘留の事例からすると、一貫して「国策操作」の疑があるのであり、“王様”の意に沿わぬものは、口を封じるとさえみられる時代 錯誤のやりかたで、暗殺にまで手を染めているのが安倍政権。ゴーンさんへの訴えさえ、いろいろな情報をつきあわせると虚偽である可能性は大きいと思われま す。「お金持ちはみんなあやしいとしか思われない」という浅薄な態度の根には、妬みや嫉みという罪の心が隠れています。
 金持ちにたいする羨望やねたみが、「ゴーンさんは、何か悪いことをやっているに違いない」という世論さえ生み出してきましたが、常に付和雷同で、長いも のに巻かれろという報道しかしていないマスコミの罪はとても重いと思われます。アベさんのいいなりになる人たちだけがマスコミに残され、真実を伝えたいと 願う良心の人はほとんど排斥されて、“お笑いネタ”が支配してしまうようなマスコミのピエロのような姿は「権力の腐敗」によってもたらされたあだ花といえ るでしょう。
 ひとつの大きな企業があり、たとえば会長や社長に支払われる給与が、非常な多額だったとしても、金額が多いというだけについていえば、なにひとつ問 題ありません。ゴーンさんより多額の報酬を受けている経営者は、ほかにいくらでもおられるでしょうに。
 自由主義圏において、キリストの教えに基づいて、個人の私有財産は徹底して守られなければなりません。ところが、むしろここにきて、“公”の財産である 見えないモラルが破壊され、“権力と税の使い方”の悪辣さが顕著になっていると伺われます。
 国に払うべき税金は必要です。キリストも納税に困っていた弟子たちのためお金を用意されました。「カイザルのものはカイザルに」です。税金は支払うべき ものです。ところが、問題とされなければならないのは、民主国家とされる国においての「公金」の使われかたであり、お金のない人たちから搾り取り、お金の ある人たちにたいして優遇するという徴収のしかたも問題なのですが、それ以上に、「どこに使われているか」が限りなく不透明であり、官僚システムが信用な らないという声さえあがってきているのでした。官僚の腐敗は、アベ政権によるモラルハザードによってもたらされた派生効果です。金もしくは金ズルをもって いる人だけが生き残れるなどという社会が、その国に住んでいる普通の人々に幸福を生み出せるはずがないではありませんか。
 ゴーンさん拉致・逮捕・長期拘留の案件が国際問題化しているのを承知の上で、検察は、再逮捕という無理筋の横車をおし通したとみられます。国内に留めて いたら曖昧な対応で鵺的結論に落ち着いたのかもしれませんが、これでゴーンさんサイドが簡単に引き下がることはないだけでなく、フランスばかりでなく、さ らなく国際的非難を受けるのは必至でしょう。、フランスを中心とした今後の国際社会の動きが脅威にみえてきたのを横目にみてさえどこに「落としどころ」を 見つけるかわからず暴れた結果です。
 国内なら、世論調査の数字や選挙結果さえも「金でなんとかなる」かもしれませんが、ゴーンさんの場合は名誉が傷つけられたことに怒りを覚えているのであ り、世界ではアベの常識は通用しません。