Tokyo 10月7日(日)
         
  ネットで久しぶりにホームスクーリングで検索すると、いろいろな情報が見えていて、私のHPはどこに行ってしまったかとみられてしまいそうです。
 ・・・ハルさんもついに・・・、とかなんとか思わないでくださいね。(笑)
 それぞれのウエブサイトを丁寧に読んでいくと、不登校の解決策オンリーではなく、ほんとうにホームスクーリングの核心部分をよく理解しておられる若いご 家族がずいぶん、いつのまにか増えてきていたのですね。
 驚くべきことですが、それさえ、全世界でおこっている現象が日本でも展開していくという、ひとつの必然なのかもしれません。
 わたしは、わたしの名がネットに見えなくなってきているのがとても良い結果だと満足に近いものを感じています。
 ホームスクーリングの一つの大切な特色に、多様性を受け入れるという価値観があります。たとえば安倍さんによる政治が力によって、教育を一元化し、戦前 から戦中にみられた過去を復活させるのではないかと案じられているわけですが、その対局にあるのがホームスクーリングであるともいえます。それゆえに、た とえば“教祖”のような存在がいて、その人の能力や集客力のようなもので成り立っているうちは、まだ未熟な段階なのであり、「気がついたら、あっちでも こっちでも、いろいろな人がホームスクーリングを始めている」というのが理想であると以前語ったことがあります。(そういえば、わたしが“ホームスクーリ ングの教祖になっている”とか蔑視しているようなページも見つけて、さすがにジョークだと笑いはしなかったものの、それでもやや困惑しました。もし真面目 なコンテキストで語っておられるとしたら、その方がなぜそんなことを発信するに至ったのかという未知の裏事情に興味がありました。)
 わたしのサイトはしばらく更新していないし、起業をしてからはとくに新しい情報を入れて取捨選択するような時間もなかなかとれないのですが、ホームス クーリングに魅力を感じ、子どもが就学の時期にもうすぐ近づこうとするご家族にとって、不安な材料を減らすための一助になるかもしれないと考えて、セミ ナーを開催しています。
 キリスト教ベースであり、おそらく「チアにっぽん」の空気に馴染んでいる家族がおられたら、もしかしたら参加しにくいかもしれません。
 「学校しかないとか」、ホームスクーリングでなければ教育でないとか、日本でホームスクーリングするときにはチアを通さなければみたいな一元化(モノポ リー)がなくなり、教育の多様性ばかりでなく、ホームスクーリングそのものの多様性が育まれるべきなのでしょう。ホームスクーリングをするなかで学校シス テムの一部を利用するとか、ネットワーク化されるなかで、誤解が解かれ、互いの違いを尊重しながら共存できるというのが達成すべき目標なのだと考えます。
 かつて、スクーリングとアンスクーリングのあいだに強烈な敵対が存在していました。教科書やカリキュラムをつかわないことが、教育そのものを放棄してい るかのように見えるのは、いたしかたないといえるのかもしれません。アンスクーリングでなければならないというのも偏っています。それと同じように、「教 科書を使わないと教育でない」とお考えであれば、“ホームスクーリングにおいてはまだ未熟な段階なのだ”とされるべきでしょう。
 わたしたちの場合は、どちらかというとアンスクーリングがベースでした。英語を学ぶための道案内をし、かつて娘と米国に出かけたとき、わたしが現地の方 と英語で話すのを娘が傍らで聴いていたとは思いますが、娘に英語そのものを教えたことは一度もありません。
 すべてが独学。親は何もしません。自分で学習方法とふくめてテキストを探し、教材や教育機関があったら、経済的にも親に頼らず自費で行く。これが原則で した。
 子どもたちがアンスクーリングで成長し、今3人とも社会人となり、(長女が来年出産の予定)学校に行かなかったからといって、どれだけデメリットがあっ たかといえば、学校に行かせなことがないので、比較の上のメリットがあるかないかさえわかりませんが、知的な面でも社会性の面でも、その他、学校に比べて劣等だとは全く思いません。
 ホームスクーリングの数は米国でさえ、250万で、全体の1パーセントにも足りません。まして日本では、まだ法律も曖昧で草の根運動の段階を経ているの ですが、いずれ日本でも必ずホームスクーリングは公認され、政府がどれだけ規制をかけてくるかという“欧米並み”の話題でいっぱいになると思われます。
 あなたは、以下のことばに耐えられますか!? 

 「子どもには何も教えない。」
 「はじめから答えは存在していない。答えは見つけ出すもの。そもそもはじめから答えがあるのは変である。」
 「親にきいてもわからない。答えを教えてくれない。自分で調べるしかない。」
 すべて、そこからはじまるのが、ホームスクーリングの醍醐味です。