Tokyo 11月27日(月) 
     
 来年から小中学校に「道徳科」なるものが登場するとのこと。かつての修身の復活がもくろまれているのは明白です。国が道徳を語り始めるとき、“悪い時代”の象徴という認識をすべきであり、たとえ“評価対象にはしない”といっていたとしても、なし崩し的に評価がまかりとおることも強制されることもないという保障はどこにもありません。
 とくに日本のキリスト者に、学歴にこだわる傾向が強いことに懸念を覚えます。なぜ「キリスト以外のもの」にそれほどの拘りをあわせもつのでしょうか。学歴や職歴を真っ先に紹介すると、日本人の心が「操作しやすくなる」からではありませんか。最初から、人の心をコントロールしたいとい願う野心家が、意図的に学歴を披瀝するのならまだ理屈にあうのですが、問題は、キリスト者のなかにキリスト信仰ではなく学歴信仰がはなただ強く存在することです。大学教育など高等教育の価値を過小評価しているのではありません。かえって専門教育の質を高めることは国民の課題ともいえるでしょう。問題は人物評価のかなりの部分を“学歴”が占めてしまうことにあります。
 学校がそれほど勢いがなく、お金がある人であるなら、家庭教師を雇うなどして、「愚か者製造器」のような学校に大切な子どもを預けない時代がありました。いえ、お金がなくて学校に行けないという子どもが多い時代に、どれだけたくさんの秀逸な人物が歴史に排出されてきたことでしょう。あえて、ここでもセミナーでときどき使うリストを引用しておきます。このリストは英国のアザワイズのHPに掲載されていたもので、厳密にな意味ではホームエジュケーション(ホームスクーリング)ではないのですが、“学校教育の影響がほとんどない幼少年時代を過ごした人々”であったと見なされます。学校制度が社会的に未整備であった時代の賜物であるともいえます。
 けれども、ホームエジュケーションが世界のなかで盛んにおこなわれてきたこれまでの半世紀の歴史は、学校教育がもたらしてきた「愚民化政策」への強い抵抗力がもたらしたものだといえるヒントにはなるかもしれません。 

《芸術家》

クロール・ド・モネ(フランス印象派の代表的画家)

レオナルド・ダ・ビンチ(モナリザの作家)

アンドリュー・ワイエス(米国の画家)

ジョン・シングルトン・コプリー(肖像絵の大家)

 

《発明家》

アレクサンダー・グラハム・ベル(電話の原理を発明)

トーマス・アルバ・エジソン(発明王)

アレック・イシゴニス(ミニチュア・フィギアの元祖)

キルス・マコーミック(草刈り機などを発明)

ライト兄弟(飛行機を実現させた兄弟です)

 

《科学者》

パスカル(パスカルの原理、瞑想録パンセ著者、コンピュータの元祖)

ピエール・キュリー(夫人と共に、放射性元素ラジウムを発見)

アルバート・アインシュタイン(相対性理論)

ブッカー・T・ワシントン(昆虫学、黒人教育家)

ジョージ・ワシントン・カーバー(植物学)

 

《政治家》

ウイスト ン・チャーチル(連合軍の勝利に貢献しました)

コンラッ ド・アデナウアー(旧西ドイツの初代首相)

ベンジャミン・フランクリン(初代米国大統領)

パトリック・ヘンリー(Voice of the Revolution 初代バージニア州知事)

ウイリア ム・ペン(ペンシルバニア州の創設者)

ヘンリー・クレイ

 

《作曲家・音楽家》

ウォルフガング・アマデウス・モーツアルト(神童とよばれた音楽家)

ジョン・アントン・ブルックナー(オーストリアの作曲家)

フェリックス・メンデルスゾーン(ドイツの作曲家)

フランシス・プーランク(フランスの作曲家)

コーリン・ナンカロー(自動演奏/レイヤーピアノのための作曲家)

アーヴィン グ・バーリン(アメリカソングライター界の[バッハ]

イェフディ・メニューイン(天才的バイオリニスト)

 

《作家》

アガサ・クリスティー(推理小説家)

C・S・ルイス(童話作家として知られるが、神学書も多数)

ジョージ・バーナード・ショー(イギリス近代演劇の確立者)

ノエル・コワード(英国の劇作家、作曲家)

D・H・ローレンス(英国の作家、詩人、批評家)

ハンス・クリスチャン・アンデルセン(デンマークの童話作家)

チャールズ・ディケンズ(英国の小説家)

マーク・トゥェイン(米国の作家)

マーガレット・ニード

オケーシー(劇作家)

ルーマ・ゴッデン(児童文学)

ブレット・ハート(ミステリー作家)

フィリス・ウィート(詩人)

マーシー・ウォレン

パール・バック(英国の小説家)

 

《ノンセクション》

チャールズ・チャップリン(ミュージカル)

フローレンンス・ナイチンゲール(看護学の母)

プリスキラ・パーク(宝石の大家)

ジョン・バロウズ(ナチュラリスト)

ペーター・キンダースレイ(出版家)

チャールス・ルイス・モンテスキュー(哲学者)

アルベルト・シュバイツアー(医師、音楽家、探検家)

ジョージ・ロジャー・クラーク(冒険家)

アンドリュー・カーネギー(鋼鉄王)

ビル・リデル(新聞社)

ウイル・ロジャース(ユーモア作家)

タマラ・マッキンニー(プロスキーヤー)

ジム・ライアン(ランナー)

アンセル・ アダムス(写真家)

ジョン・スチュワート・ミル(経済学)

ジョン・ポール・ジョンズ(米国海軍の祖)

クララ・バートン(赤十字の創始者)

アビガイル・アダムス(ジョンアダムスの妻)

マーサ・ワシントン(ジョージ・ワシントンの妻)

 

《キリスト教指導者》

ヨアン・アーク

ブリグハム・ヤング

ジョン&チャールズ・ウエスレー

ジョナサン・エドワード

ジョン・オーエン

ウイリアム・カーレィ

D・L・ムーディ

ジョン・ニュートン

 

《米国の大学長》

フランク・バンディバー(テキサス大学)

フレッド・ターマン(スタンフォード大学)

W・S・ジョンソン(コロンビア大学)

ジョン・ウイザースプーン(プリンストン大学)

 

《米国大統領》

ジョージ・ワシントン(初代)

トマス・ ジェファーソン(第3代)

ジェームズ・マジソン(第4代)

ジョン・Q・アダムス(第6代)

ウイリアム・ヘンリー・ハリソン(第9代)

ジョン・ティラー(第10代)

アブラハム・リンカーン(第16代)

テオドール・ルーズベルト(第26代)

ウードロウ・ウイルソン(第28代)

フランクリ ン・デラノ・ルーズベルト(第32代)