「黙示録7つの教会へのメッセージ」

はじめのことば

 2000年8月、群馬県桐生市の「きのこの森ホテル」を会場に、日本長老教会所属の東京中会、武蔵中会、東関東中会の三中会合同夏期修養会が開催されました。その修養会のプログラムの一つとして分科会があり、柴田敏彦先生(東京基督教大学新約学教授・東京中会神学教師)が「黙示録ラオデキアの教会へのメッセージ」をテーマに分科会を担当してくださいました。
柴田先生の語る黙示録のメッセージを通じて、主イエス様は私たちに深い信仰のチャレンジを与えてくださったのでした。この講演は好評を得、参加者の中から七つの教会への手紙すべてのメッセージを聴きたいとの要望が多かったので、東京中会教育委員会には、七回シリーズとして学びたいという志が与えられました。そのことを柴田先生にお願いしたところ、幸いにもご快諾頂くことができました。
そこで、柴田先生を講師にお迎えし、2002年6月から2003年2月にかけて東京中会内の各教会を会場に、一回ごとに一つの教会への手紙を扱っていただく、全七回シリーズの信徒学校「黙示録の七つの教会へのメッセージ」が実施されるに至りました。
 主のお働きのため、時には片道3時間もの道のりを、電車を乗り継ぎつつ、講師として各地の教会に赴いてくださった柴田先生のお働きに心から感謝申し上げます。
 信徒学校終了後、教育委員会はこれを中会内外の兄弟姉妹のみなさまと広く分かち合えるようにと願い、講演記録として一冊の本にまとめることにしました。図版や資料作成などの地味な編集作業は、藤井晴雄長老(井荻キリスト教会長老・教育委員)の献身的なご尽力によります。さらに、ほぼ実費で出版実務の働きを引き受けてくださった古川裕久長老(久我山キリスト教会長老)のお働きなしには本書は実現をみなかったでしょう。読者の理解を助けるための解説書としても遜色ないものとするために、本書にはやや詳細な背景の説明や図表及び写真を掲載いたしました。ただし、緻密な聖書釈義に裏打ちされているとはいえ、いわゆる注解書ではありません。むしろ、初代教会に向けて語られつつ、しかし現代に生きるクリスチャンに対しても送られた「今も生きて働いておられる復活の主イエス様からの手紙」としてお読みいただけると幸いです。
                 日本長老教会東京中会教育委員会
                          委員長 吉井春人